休診日:火曜日・祝日
進行したむし歯や歯周病、外傷などが原因で自分の歯を失ってしまうことがあります。そして、歯がないまま放置しておくと、隣接していた歯や上下の歯が歪んだり、伸びたりしてかみ合わせが悪くなってしまいます。そして、歪んだ歯は、歯周病やむし歯になりやすくなります。そのため、空いた部分を放置せずに治療する必要があるのですが、そういった時にはブリッジや入れ歯など保険が効く治療をすることが多いです。しかし、ブリッジの場合は、両隣の歯を削らなければならず、その歯はむし歯や歯周病になりやすいというデメリットがあります。また、入れ歯の場合、隣接する歯に金属のバネをかけるため、見た目が悪く、バネをかけた歯が傷むことがあります。
歯を失ってしまった時にブリッジや入れ歯で補うこともできますが、噛み心地や装着感などで多くの問題があります。
インプラント治療は人工の歯根を埋め込み義歯を被せる治療で、天然の歯のような自然な噛み心地が特徴で、周りの歯を削ったり負担をかけたりするすることもありません。
正しく手術を行い、治療後のメンテナンスをしっかりと行えば、長持ちします。
高度な技術を必要としますので、技術と設備を備えた歯科医院で行う必要があります。
インプラント治療をする際には、術前にしっかりと検査を行っておく必要があります。歯科用CTで上顎や下顎の状態を撮影し、三次元の画像で骨の内部にある神経や血管の位置や状態、インプラントを入れる部分の組織の状態を正確に把握することができます。歯科用CTを利用することで、術前に多くの情報を得ることができ、神経や血管を避けることが可能になるため、安全で確実なインプラント治療を行えます。
インプラント治療は、歯茎の奥に人工の歯根を埋め込む手術です。むし歯の治療とは異なり、歯茎を切開して行います。手術に使用する器具はしっかり滅菌して、感染症が起こらないようにしなければなりません。当院では、手術に使用する器具を確実に滅菌しています。
まずは、お口の中の状態を丁寧に診察します。そしてどのような形でインプラントを埋入するのか、患者さんと治療計画を立てます。
インプラントを埋入する前に、お口の中のむし歯や歯周病を治療します。必要に応じて、骨を造成することもします。
治療部分の歯肉を切開し、骨の中にインプラントを埋め込みます。
その後、歯肉も戻して縫い合わせます。
骨とインプラントがしっかりと結合するのを待ちます。この期間は、およそ2ヶ月間です。
骨とインプラントが結合した後、歯肉を切開し、インプラントの頭部を露出させます。アバットメントと呼ばれる土台を取り付けます。
切開した歯肉の状態が落ち着いてから、セラミックのなどの被せ物を取り付けます。その後は定期的なメンテナンスが必要になります。