「態癖」という言葉をご存知でしょうか?
例えば頬杖をついたり、枕に顔を埋めて眠ったり。
そういった日常生活の癖があごに継続的な力を加え、歯の軸、歯列、下あごの位置などを変えてしまい、身体に様々な悪影響を及ぼします。
そういった悪癖を「態癖」と呼び、これによりむし歯や歯周病など歯の様々な病気も引き起こされています。
当院では、そういった態癖改善の指導を行っています。
顎に歯は、U字を描いて並んでいます。このUの形を歯列弓(アーチ)と呼び、歯が均等に並び、綺麗な曲線を描いていることが正しいかみ合わせを行うための条件です。 態癖などにより、あごや歯に不適切な圧力が掛かることよって、このアーチは歪んでしまします。
下あごが、前すぎず送すぎず、適切な位置にあることも、よいかみ合わせのためには必要です。態癖により不適切な圧力が掛かることよって、このあごの位置も本来の正しい位置からずれていってしまいます。
下あごが適切な楕円を描いて咀嚼を行うためには、咬合面の形状が正しいものである必要があります。
噛み癖などでこの面がすり減って平になってしまっていると、あごの振れ幅が大きくなり、かみ合わせもおかしくなってしまいます。
態癖を持っていると、歯列やあごの位置が歪んできてしまいます。そのため様々な写真を撮り歯・あご・顔の歪みを見つけることによって、生活習慣の中でその歪みを引き起こしている癖や習慣を探します。そしてその態癖をなくすことによって、お口の中の健康取り戻すことができます。
上記の様な、皆さんが日常の中で無意識に行っている態癖に気づいてもらい、
意識的に正しい行動をとっていただくよう指導しています。